画像編集ソフトInkscapeでクマの絵を描く

作るもの

ファイルを保存する

Inkscapeをインストールする

Inkscapeを起動する

画面右の「ドキュメントを保存」をクリック

好きな名前を入力する

拡張子(ファイル名の最後の部分)は「svg」にする

ファイル名の例:クマ.svg

ファイル名を入力したら、右下の「保存」を押す

この後、作業を進めながら、適当なときに画面右の「ドキュメントを保存」をクリックしてファイルを保存する(Ctrlを押しながらSを押してもいい)

ページのサイズを設定する

「ファイル」→「ドキュメントのプロパティ」

「表示」タブ

「フォーマット」の単位を「px」にする

「表示」の単位を「px」にする。

「幅」を「400」、「高さ」を「400」にする

画面をズームする

「表示」→「ズーム」→「ページ全体にズーム」

クマの顔の外側の形を描く

画面左の「円/孤を作成」をクリック

クマの顔を描きたいところでドラッグ(大きさと位置は後で変えられるので気にしなくていい)

クマの顔を選択する

画面左の「選択ツール」をクリック

クマの顔をクリックして選択する

こうすると、この後いろいろな操作ができるようになる

作った円を削除したいときは、選択して、右クリックして、「削除」をクリックする(選択してDeleteキーを押してもいい)

クマの顔の色を変える

画面下のカラーパレットから好きな色をクリック(カラーパレットの右の上向きと下向きの三角ボタンを押すと表示されていない色を表示できる)

クマの顔の外側の線の色と太さを変える

色を変えるときは、カラーパレットの色をShiftキーを押しながらクリック

太さを変えるときは、画面左下の「ストローク」の右の数字の部分を右クリックして数値を選ぶ

外側の線を消したい場合は、画面左下の「ストローク」の右の色の部分を右クリックして「ストロークを削除」を選ぶ

外側の線を戻したいときは、カラーパレットの色をShiftキーを押しながらクリックすれば戻る

クマの顔を移動させる

クマの顔を選択した状態で真ん中をドラッグする

矢印キーでも移動できる

クマの顔の大きさを変える

クマの顔を選択した状態で周りの矢印をドラッグする

クマの顔の左右の位置をページの真ん中にする

「オブジェクト」→「整列と配置」

「整列」タブ

「整列」の「基準」を「ページ」にする

「中心を垂直軸に合わせます」をクリック(「整列」の中の1行目の左から3番目)

クマの目を描く(片目だけ)

「円/孤を作成」をクリック

円を描く

色と位置を設定

画面下の「ストローク」の右の色の部分を右クリックして「ストロークを削除」をクリック

クマの目を描く(片目をコピーして左右対称にする)

「選択ツール」をクリック

片目を右クリック

「複製」をクリック(見かけ上何も起きないが、片目がコピーされて同じところに重なっている。確認したければ、ドラッグして移動してみるといい)

コピーされた片目が選択されている状態のまま、Shiftを押しながらクマの顔をクリック(片目と顔が両方選択されている状態になる)

画面左上の「選択オブジェクトを水平方向に反転」をクリック

クマの耳を描く(片耳だけ)

2つの違う色の円を重ねて作る

1つ目の大きい円を作る

顔と同じ色にしたいので、次の手順で顔の色をコピーする

「選択ツール」で顔を選択する

左下の「フィル」の右の色の部分を右クリックして「色をコピー」をクリック

耳(1つ目の大きい円)をクリックして選択

左下の「フィル」の右の色の部分を右クリックして「色を貼り付け」をクリック

2つ目の小さい円を作って、色を設定する

この後、耳の2つの円を中心を同じにして重ねる

「選択ツール」をクリック

大きい円をクリックして選択

小さい円をShiftを押しながらクリックして追加選択

「オブジェクト」→「整列と配置」

「整列」タブ

「整列」の「基準」を「最初の選択部分」にする

「中心を垂直軸に合わせます」をクリック(「整列」の中の1行目の左から3番目)

続けて、「水平軸の中心に揃えます」をクリック(「整列」の中の2行目の左から3番目)

もし、小さい円が大きい円の背面に隠れてしまったら、「オブジェクト」→「前面へ」または「背面へ」で変更する

この後、耳の2つの円をまとめて移動やサイズ変更ができるようにしたいので、グループ化する。

2つの円が選択されている状態で、それを右クリック→「グループ化」

耳を適当な位置に移動させる

クマの耳を描く(片耳をコピーして左右対称にする)

片目をコピーして左右対称にしたときと同じ方法でできそうですが、うまくいきません。

ためしにやってみてください。

水平方向に反転したときに、クマの顔の位置が少し横にずれてしまいます。

耳が顔の端っこより横に出ているので、反転するときの中心が顔の中心より画面上の左にずれてしまいます。(耳を顔の幅の内側に収めればずれないので、目と同じ方法でできます)

なので、顔と耳が収まる四角形を描いて、それと一緒に反転させる方法で行います。

画面の左の「矩形ツール」をクリック

ページ全体をおおうような、ページ全体より少し小さい四角形を描く

色はクマの色と同じにならないように適当にグレーなどにする

クマの顔が見えるように、四角形を選択して「オブジェクト」→「再背面へ」

四角形をページの左右の中心に移動させたいので、四角形を選択して「オブジェクト」→「整列と配置」

「整列」タブを選んで、「基準」を「ページ」にして、「中心を垂直軸に合わせます」をクリック

このあと、次の手順で耳をコピーして左右対称にする

耳を選択して、右クリックして、「複製」をクリック

そのままコピーされた耳が選択されている状態で、Shiftを押しながら四角形をクリックして追加選択

画面上の「選択オブジェクトを水平方向に反転」をクリック

耳を顔の背面に移動させたいので、空いているところをクリックしていったんすべての選択状態を解除して、コピーした耳を選択して、右クリックして、「オブジェクト」→「背面へ」をクリック

このあと、両足を同じ方法で作るので、背景の四角形を残しておく

鼻を描く

白い円と黒い円を描いて、顔の中心に移動させましょう

左右の位置を中心にしたあと、左右の位置をずらさずに上下の位置を変えるときは、矢印キーの上と下を使うといいと思います。

または、Ctrlキーを押しながら上下に移動させると、左右にはずれません。ただし、大きく左右に動かしてしまうと左右にも移動してしまいます。

口を描く

細かい作業をするので、次の手順で顔を大きく表示する

選択ツールで顔を選択する

「表示」→「ズーム」→「選択部分にズーム」

この後、波線のような口を描く

大まかな手順は、まず3つの点を作って直線を描いて、それの2箇所を曲げる

画面の左から「ペンツール」をクリック

「ペンツール」を使うと、点を作って直線を引くことができる

口の左端と真ん中と右端のになる3つの点を続けてクリックして、点の位置を決めて直線を作り、その後Enterを押す

画面の左から「ノードツール」をクリック(これで直線を変形できるようになる)

直線の左端と真ん中の中間のあたりを下にドラッグして、線を曲げる

同じように、直線の真ん中と右端の中間のあたりを下にドラッグして、線を曲げる

塗りつぶしをなくして線だけにしたいので、画面下の「フィル」の右の色の部分を右クリックして、「フィルを削除」をクリック

口の色を黒にしたいので、Shiftを押しながら黒色をクリック

口の線の太さを変えたいので、「ストローク」の右の数字を右クリックして、適当な数を選ぶ

ズームをもとに戻したいので、「表示」→「ズーム」→「ページ全体にズーム」を選ぶ

胴体を描く

次の手順で三角形を描く

画面の左から「星型ツール」クリック

画面左上に「多角形」と「星形」があるので、「多角形」を選ぶ

その右の「角」の数を「3」にする

Ctrlを押しながら胴体を描きたいところにドラッグする

Ctrlを押すことで、三角形の底辺を水平にすることができる

選択ツールで胴体を選択する

大きさと位置と色と線の太さを調節する

「整列と配置」でページの真ん中に移動させる

この後、胴体の下の線を曲げる

胴体を選択した状態で、「パス」→「オブジェクトをパスへ」

画面左の「ノードツール」をクリック

胴体の下の線の真ん中あたりを上にドラッグする

手を描く

画面左の「矩形ツール」をクリック

手の位置に四角形を描く

四角形の角を丸くしたいので、四角形の右上の丸を下にドラッグする

選択ツールで手を選択して、色を胴体と同じにする

この後、手を回転させる

選択ツールで手を選択している状態で、手の真ん中あたりをクリックする

角の矢印をドラッグして、手を回転させる

手を適当な位置に移動させる

この後、手をコピーしてもう片方の手を作る

右クリックして、「複製」

背景の四角形をShiftを押しながらクリックして追加選択

画面上の「選択オブジェクトを水平方向に反転」

この後、手と胴体をつなげる

選択ツールで胴体と両手を選択する(Shiftを押しながら3つをクリック)

「パス」→「統合」

さらにこの後、手の付け根の角を丸くする

画面左の「ノードツール」で胴体を選択する

手の付け根の2つの四角形をShiftを押しながらクリックして選択する

画面上の「選択したノードを削除」をクリック

足を描く

耳と同じように、大きい円と小さい円を描く

大きい円の色は胴体と同じにする

小さい円の色は耳の内側の色と同じにする

耳の内側の円の色をコピーしたいが、選択ツールで耳をクリックしても内側の円を選択することができない(2つの円がグループ化されているから)

そういうときは次の手順で内側の円を選択することができる

「レイヤー」→「レイヤーとオブジェクト」

右にオブジェクトの一覧が表示される(この中のどれかが内側の円だ)

耳をクリックして選択する

そうすると右の一覧の中のグループ化されたオブジェクトが選択される

その左の三角をクリックしてツリーを展開する

そうすると2つのオブジェクトが表示される

そのどちらかが内側の円だ

一覧のオブジェクトをクリックしてみると、画像の選択されるオブジェクトが変わるので分かる

内側の円を選択できたら、フィルの色をコピーできる

この後、足の2つの円をグループ化して、向きと位置を決める

選択ツールで2つの円を選択する(この操作も画面右のオブジェクト一覧で行ってもいい)

右クリックして、「グループ化」をクリック

足の向きと位置を決める

後は、手と同じ方法でコピーして反転させる

ファイルのエクスポート

scratchなどで使えるように、画像ファイルに保存する

「ファイル」→「エクスポート」

「ページ」タブ

下の方でファイル名を入力

「エクスポート」をクリック