レッスン 45
スプレッドシート練習問題⌗
スプレッドシートの練習問題を解いて、表計算をマスターしましょう。
スプレッドシート練習問題1⌗
-
四則演算
- 足し算・引き算・掛け算・割り算の入力方法
- 加減乗除の記号の使い方、セルへの入力方法
- 合計関数(SUM)の使い方
練習問題⌗
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1T4e6pKAP7j8j03k4Vg_MMJ3FY8UK_18-jzchrTS_3RU/edit?usp=sharing
「問題」のシートの問題を解きましょう。
「解答例」のシートに解答例があるので、問題を解き終えたら確認しましょう。 解答例ではセルの書式を変更している場合がありますので、解答例に合わせてセルの書式を変更してみましょう。
スプレッドシート練習問題2⌗
-
計算応用
- 入力方法だけでなく、計算式と表の意味を考える
- 累計・優待価格・割引価格・消費税などに対する計算方法、平均の考え方などのさまざまな応用問題を表の意味を考えながら解く
- 仕上げに、開始年月、終了年月から期間(月数)を求める問題
練習問題⌗
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1afJsktzZtk04gQJq7Da3pJqUXLoToszwk_BirxjbvzI/edit?usp=sharing
「問題」のシートの問題を解きましょう。
「解答例」のシートに解答例があるので、問題を解き終えたら確認しましょう。 解答例ではセルの書式を変更している場合がありますので、解答例に合わせてセルの書式を変更してみましょう。
スプレッドシート練習問題3⌗
- 絶対参照
- 絶対参照形式(行も列も固定)の問題
- 絶対参照の理解が初級の第一の関門
- 構成比/達成率/回答率/値引率から値引き金額算出などの各種問題
###「絶対参照」とは
スプレッドシートでは、通常の数式のコピーは、自動的にセル番地が変化し、計算結果を求めることができます。
これはこれで非常に便利な機能なのですが、参照するセルを固定し、同じ数値で計算したい場合があります。
このようにセル参照を固定することを絶対参照といいます。
絶対参照を行うためには、セル番地(例えばA1)の列と行の前に$を追加し、「$A$1」のようにします。 ちなみに、列の前だけに$を追加する($A1)と列だけが固定、行の前だけに$を追加する(A$1)と行だけが固定されます。
練習問題⌗
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1P-UeoUx9aBdpoT4DQQ8-Ll4jiSKvPiMba2hLXMKYyiE/edit?usp=sharing
「問題」のシートの問題を解きましょう。
「解答例」のシートに解答例があるので、問題を解き終えたら確認しましょう。 解答例ではセルの書式を変更している場合がありますので、解答例に合わせてセルの書式を変更してみましょう。
スプレッドシート練習問題4⌗
- 複合参照
- 複合参照形式(行か列か一方を固定)の問題
- 複合参照を理解すると表計算の奥深さが見えてくる
- 複合参照をマスターすると、1箇所に設定した数式を全てにコピー出来る
- 知らないと数式をそれぞれに設定することになり、作業効率に大きな差が付いて来る
- 九九の掛け算表/配送料金目安表/ツアー料金一覧表/借入額計算シート/商品別売上高/テスト平均換算表の各種問題
複合参照とは⌗
九九の掛け算表のように、行と列の値を参照する場合があります。
この場合、行や列にそれぞれ計算式を設定するのと、一箇所に計算式を設定してコピーするのでは作業効率が大きく異なります。
ここでは、全てにコピーできる計算式の作り方を考えます。
行や列方向にコピーするため、それぞれを固定する必要があります。 D$4のように、行か列の片方だけに$記号が付く(相対参照と絶対参照が混在)パターンを複合参照と呼びます。
複合参照の例⌗
ここでは、5✕5の掛け算表を作ってみます。
A | B | C | D | E | F | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
2 | 1 | |||||
3 | 2 | |||||
4 | 3 | |||||
5 | 4 | |||||
6 | 5 |
計算式はセルB2であれば=A2*B1
とすれば答えがでます。
列(右)方向のコピー⌗
さてこの数式を列(右)方向にコピーしてみましょう。
A | B | C | D | E | F | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
2 | 1 | 1 | 2 | 6 | 24 | 120 |
3 | 2 | |||||
4 | 3 | |||||
5 | 4 | |||||
6 | 5 |
計算結果がおかしいですね。
セルF2では結果が5
のはずが120
になっています。
セルF2に出来ている数式を見てみると=E2*F1
になっています。
本来は、=A2*F1
でなければなりません。
コピーしたときに列が=A2*B1
→ =B2*C1 =C2*D1 =D2*E1 =E2*F1
と変化したためです。
どうすればよいのか⌗
つまり、=A2*B1
のA
の部分は変化してはいけないのです。固定でなければいけません。
そこで、Aの前に絶対参照を表す$
を挿入します。数式=A2*B1
のAの前にカーソルを置いて、F4キーを3回押すと、=$A2*B1
のように変化します。(直接$
をAの前に入力しても構いません。こちらの方が速いです)
できた数式を列(右)方向にコピーしてみると、今度は正常な計算結果となります。
A | B | C | D | E | F | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
2 | 1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
3 | 2 | |||||
4 | 3 | |||||
5 | 4 | |||||
6 | 5 |
セルF2も=$A2*F1
と正しい数式になっています。
行(下)方向のコピー⌗
さて、次はこの数式を行(下)方向にコピーしてみましょう。
A | B | C | D | E | F | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
2 | 1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
3 | 2 | 2 | ||||
4 | 3 | 6 | ||||
5 | 4 | 24 | ||||
6 | 5 | 120 |
出来た結果はやはり変ですね。
セルB6の数式を見ると=$A6*B5
となっています。
正しい計算式は=$A6*B1
のはずです。
コピーの段階で=$A2*B1
→ =$A3*B2 =$A4*B3 =$A5*B4 =$A6*B5
と変化したためです。
B1は変化してはいけないので固定します。
ここでB
自体は変化していないので固定する必要はありません(というより、固定してはいけません)
固定しなければいけないのは1
の部分です。
どうすればよいのか⌗
それでは、行を固定します。
セルB2の=$A2*B1
のB1
の前または後ろにカーソルを置いて、F4キーを2回押下します。(もしくは1
の前に$
を直接入力する)
セルB2の計算式が=$A2*B$1
に変わるので、この計算式を行(下)方向にコピーしてみると、今度は正しい計算結果が出ています。
A | B | C | D | E | F | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
2 | 1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
3 | 2 | 2 | ||||
4 | 3 | 3 | ||||
5 | 4 | 4 | ||||
6 | 5 | 5 |
全ての表にコピーする⌗
セルB2の計算式を全てのセル【B2:F6】にコピーしてみましょう。
A | B | C | D | E | F | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
2 | 1 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
3 | 2 | 2 | 4 | 6 | 8 | 10 |
4 | 3 | 3 | 6 | 9 | 12 | 15 |
5 | 4 | 4 | 8 | 12 | 16 | 20 |
6 | 5 | 5 | 10 | 15 | 20 | 25 |
計算結果は正しいですね。
セルF6の計算式を見ても=$A6*F$1
と正しいセルを参照しています。
練習問題⌗
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1XFgNM3pHGDTKogcVLPIdZNfdc7rvqHLieR0NJ0AF2as/edit?usp=sharing
「問題」のシートの問題を解きましょう。
「解答例」のシートに解答例があるので、問題を解き終えたら確認しましょう。 解答例ではセルの書式を変更している場合がありますので、解答例に合わせてセルの書式を変更してみましょう。